自然を楽しむ家
2025.09.06
こんにちは。
人生は日々勉強だなと、改めて感じているEです。
住まいづくりに関わる中で、毎回新しい発見や気づきがあり、施主様との対話や現場での経験が私自身の学びとなっています。
先日、I様邸の内覧会を行い、無事にお引き渡しをさせていただきました。
今回ご紹介するのは、自然と調和した平屋のお住まい。
玄関を開けると、まず目に飛び込んでくるのが大きな窓。
その窓から見える景色は、まるで一枚の絵画のように美しく、訪れる人の心を穏やかにしてくれます。
この「ピクチャーウインドウ」は、ただの窓ではありません。
春には草木が芽吹き、柔らかな緑が広がり、夏には力強い緑が家全体を包み込みます。
秋には紅葉が色づき、冬には葉が落ちて雪景色が広がる——。
四季折々の自然が、まるで家の一部のように感じられる設計です。
さらに、季節によって光の入り方も変化します。
夏は葉が茂り、室内に心地よい日陰をつくり、冬には葉が落ちて低い位置から差し込む太陽の光が室内を暖かく照らします。
自然の力を活かしたこの設計は、快適さだけでなく、エネルギー効率にも配慮された住まいです。
そういえば、以前社内で開いていた勉強会で「パッシブ設計」について学んだことを思い出しました。
太陽の光や風、周囲の自然環境を活かして、快適な住まいをつくるという考え方です。
今回のI様邸は、意図的にパッシブ設計を取り入れたわけではありませんが、結果的にそのような設計になっていると感じました。
周囲の樹木が夏には日陰をつくり、冬には葉が落ちて太陽の光を室内に届けてくれる。
自然との調和が、住まいの快適さを自然に引き出してくれているのです。
こうした設計は、住む人の心にもやさしく働きかけてくれます。
窓から見える景色に癒され、季節の変化を感じながら暮らすことで、日々の生活に豊かさが生まれる。
I様ご家族がこの家で過ごす時間が、より穏やかで心地よいものになることを願っています。